1967年12月12日生まれ。O型。東京都日野市出身。父親は洋画家、母親はピアニストという恵まれた環境に育つ。幼少よりピアノ、ヴァイオリン、チェロを習い、8歳の頃から宮崎アニメで有名な作曲家、久石 譲氏に師事。
高校卒業後、電波新聞社より発刊されていたマイコンBASICマガジン上に“YK-2”のペンネームでライターとして活動。ほぼ時を同じくしてサウンドプログラマーとして、「イース」「ソーサリアン」等、日本ファルコム社に作曲を提供する。そのキャッチーでアグレッシブな楽曲はPC-8801mkllSRシリーズの音源であるヤマハYM2203を駆使して作曲された。これらの楽曲は特徴的なベースラインを以って"古代節"とも呼ばれゲームファンの間で絶大な人気を集める。
以降パソコン系ゲームメーカーのゲーム音楽を担当し、1986年には古代祐三名義のサントラCDをリリース。ゲームミュージックのジャンルとしては驚異的な売り上げを記録し、ゲームサウンド・クリエーターとして不動の地位を築いた。中でも「ザ・スキーム」はゲームよりもCDの方が売れたという逸話もある。
古代の作風は初期のロック、中期のハウス・実験音楽、近年のテクノ・トランスや壮大なオーケストレーションまで多彩な才能を発揮し国内のみならず海外からも高く評価されている。2007年の「世界樹の迷宮」2008年の「世界樹の迷宮2」ではPC-8801mkllSRシリーズが持つ独特のサウンド感を任天堂DS上に見事に表現、"真・古代節"を余すところなく展開し、旧ゲームミュージックファンのみならず過去の作品を知らなかった新しいユーザーからも絶大な支持を得た。
ゲームミュージックという世界において、古代祐三はつねに第一線で活躍し続けているゲームサウンド・クリエーターである。
代表作
「湾岸ミッドナイト・マキシマムチューン」シリーズ、「世界樹の迷宮」シリーズ、「新・光神話 パルテナの鏡」、「パズドラクロス」、「ソルクレスタ」など